こんにちは、広報担当です。
本日はタクシーの安全装置について紹介します🐥
「タクシーの運転手って犯罪に巻き込まれそう!怖い!」
そう思う人は少なくありません。とくに深夜や早朝の時間帯に営業するイメージから、犯罪やトラブルが多いと感じてしまう方もいるでしょう。
しかし実際のところ、現在のタクシー業界は安全性が大幅に向上しており、安心して働ける環境が整っています。
この記事では、2025年現在のタクシー車両に搭載されている最新の安全装置や防犯対策を紹介しながら、タクシー運転手の仕事が「思っているより安全」である理由を解説します。
タクシーの行灯のSOSとは?
街中を走るタクシーを見かけたとき、屋根の上に光る行灯(あんどん)を目にしたことがあると思います。
タクシーの会社名や、空車・実車がわかるように表示されます。
通常は「空車」の時は点灯、「実車」の時は消灯させて乗車中のお客様の有無を示す役割を持っています。
緊急事態が発生した際には赤く光りSOS信号を発信させることができます!
このSOS信号は、運転手が車内に設置されたボタンを押すことで作動します。
外から見た人が「赤く点滅している」と確認できれば、警察への通報や近くの人の助けを得ることができるのです。
実際にこの仕組みのおかげで、異常を早期に発見し被害を防いだケースも報告されています。
街中で赤く点滅している行灯を見かけたらSOSのサインの可能性が高いので、警察へ通報しましょう!
つまり行灯は単なる「空車・回送の表示灯」ではなく、命を守るための安全装置でもあるのです。
防護板でトラブルを防ぐ
タクシーの運転席と後部座席の間に 透明な板(防護板/防犯ボード)が設置されているのを見かけたことはありませんか?
この装置は、ただの仕切りではなく、万一のトラブルから運転手を守る重要な安全装置です。
タクシー車両の中には、運転席と後部座席の間に透明な防護板(防犯ボード)が設置されています。
この板は見た目よりも頑丈で、もしも乗客が暴力的な行動に出た場合でも運転手を物理的に守る構造になっています。
また、防護板に「防犯カメラ作動中」のステッカーを掲示しています。
これにより、乗客にも安心感を持っていただけるだけでなく、トラブルや犯罪を未然に防ぐ抑止効果も高まっています。
特に深夜や22時以降の割増料金時間帯には、酔客などとのトラブルも発生しやすいため、こうした設備が大きな安心材料となります。
特にコロナ禍以降、全国のタクシー会社で設置が急速に進み、今では「標準装備」といっても過言ではありません。
実は、防護板があることは乗客側の安心感にもつながっています。
「しっかり安全対策をしている会社のタクシーだ」と感じてもらえることで、信頼関係が生まれやすくなります。
防護板の設置によって「緊急時の安全確保」「感染症対策」などにも効果があるとされ、乗客・運転手双方にとってメリットが大きい装置です。
ドライブレコーダーが“相棒”に
近年では、タクシー業界でも**最新のドライブレコーダー(車内・車外両方撮影)**が標準化しています。
もしもトラブルが発生した際、映像と音声の記録が自動で保存され、後から警察が状況を正確に確認することが可能です。
当社のタクシー車両には、前方だけでなく車内にもカメラが設置され、乗客とのやり取りや車内の状況を常に記録できるようになっています。
車外カメラで「事故・危険運転」から守る
まず、車外用ドライブレコーダーは、交通事故やトラブルの“目撃者”です。
走行中、周囲の車や歩行者との距離、信号の状態、相手の車両の動きまで鮮明に記録します。
万が一、追突事故などが発生した際には、映像が証拠となり、運転手の過失を正確に判断できます。
● 車内カメラで「乗客とのトラブル」を防ぐ
もう一つ大きな特徴が、車内カメラによる録画です。
カメラは運転席側と後部座席側を両方撮影できる位置に設置されており、映像と音声を同時に記録します。
もしも乗客との間でトラブルが起きた場合でも、
「映像が残っている」という事実が、運転手を守る強力な盾になります。
実際、警察が映像を確認し、
・運転手への暴言・暴力の証拠
・度がすぎる要望
・料金トラブルの正確な経緯
・置き忘れ物などの確認
など、さまざまなケースで活用されています。
● 録画データは“自分を守る証拠”
ドライブレコーダーの映像は、タクシー運転手の働きを正当に評価する証拠にもなります。
こうした映像データは、社内教育にも活用されます。
ベテラン運転手の走行映像を共有し、安全運転や接客マナーの向上に役立てる取り組みを行う運営会社も多くあります。
この装置は、単なる「映像記録機器」ではありません。
運転手を見守り、トラブルから守る心強いパートナーなのです。
「タクシー強盗」の実態
「とはいえ、ニュースで強盗事件を見たことがあるけど…」という人もいるでしょう。
しかし、実際のデータを見るとタクシー強盗の発生件数は非常に少ないことがわかります。
犯罪に遭う確率は 0.03%。
さらにキャッシュレス化の進展により、タクシードライバーが持つ現金が減少した結果、強盗被害も減少傾向です。
防犯対策の強化もあり、令和5年度の検挙率は100%。
強盗犯からすると「ハイリスク・ローリターン」で、タクシーを狙うケースはほとんどありません。
(出典:警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料」)
このように、実際には危険な状況が発生することはごく稀です。
防犯装置の充実、警察との連携、運転手同士の通報体制など、業界全体での安全意識の向上が背景にあります。
トラブル発生時の対応方法
当社では、緊急事態に備えて、運転手には具体的な対応の仕方についての教育もしております。
また、事故や故障、違反を起こしてしまったときのマニュアルをスマートフォンで確認できるようにしています。
そのため、経験が浅い人でも安心して対応できる体制が整っているのです。
カスハラにも明確な対応を。
タクシー運転手の仕事は、「人」と直接関わるサービス業です。
そのため、まれに心無い言葉や態度で運転手を困らせる乗客がいるのも事実です。
こうした言動は、今では社会的にも問題視されており、「カスタマーハラスメント(カスハラ)」として各業界で対策が進んでいます。
タクシー業界でも例外ではありません。
当社が所属する東京無線グループでは2024年に運送約款 第4条の4カスタマーハラスメントに関わる項目を追加しました。
この約款には、「運転手への暴言・威嚇・過度な要求・不当なクレーム」など、業務に支障をきたす行為を禁止する内容が記載されています。
東京無線運送約款 https://www.tokyomusen.or.jp/yakkan
つまり、もし乗客から理不尽な言動を受けた場合でも、会社と法律が運転手を守る仕組みが整っているのです。
運転手が安心して働ける環境を整えていくことは、質の高いサービスを長く続けるために必要不可欠であると考えます。
その他の主な安全対策
① 車両管理システムの進化
GPSや無線通信を利用し、走行状況を会社でリアルタイムで確認できるようになっています。
もし通常と異なる走行ルートを走っていた場合や、長時間停車している場合には、運転手に連絡を入れます。
② キャッシュレス決済の普及
支払方法の多様化により、現金を扱う機会が減ったことも安全性の向上につながっています。
現金が減ればトラブルも減り、防犯上のリスクも大幅に低下。
支払端末は配車アプリと連動しており、目的地や料金も自動的に記録される仕組みです。
「人の生活を支える」仕事
タクシー運転手は、単に人を乗せて目的地まで走るだけの仕事ではありません。
それは、人々の“生活の一部”を支える社会的な役割を担う仕事です。
たとえば、雨の日に駅から自宅まで安全に送り届ける、
早朝5時に空港へ向かう人を予定通り到着させる、
深夜に電車が止まって帰れなくなった人を家まで送り届ける――。
その一つひとつが、誰かの「助かった」を生み出す瞬間です。
とくに高齢化が進む現在では、タクシーは「移動手段」以上の存在になっています。
スーパーへの買い物や通院など、バスや鉄道では行きづらい場所へ安心して移動できる大切な交通インフラとして、地域社会を支えています。
地方や郊外では、タクシーが“生活の足”そのものになっている地域も少なくありません。
また、タクシー運転手はお客様と直接会話を交わす「地域の顔」でもあります。
「いつもの道で見かける運転手さんがいる」「声をかけてくれる人がいる」
そんな日常の小さな安心を届けるのも、この仕事の魅力です。
ただ目的地へ走るだけでなく、人と人とのつながりをつくる仕事でもあるのです。
つまりタクシー運転手とは、
「人を運ぶ」だけでなく、「人の生活を支える」プロフェッショナル。
安心・安全な移動を通じて社会を支え、人の毎日に寄り添う仕事なのです。
そのため、運転手一人ひとりが「安全第一」で行動できるよう、会社では日々の点検・安全教育を徹底しています。
「安心して働ける業界」へ
ここまで紹介したように、2025年のタクシー業界は安全装置・防犯体制ともに大きく進化しています。
犯罪に巻き込まれるリスクは極めて低く、むしろ他の業界よりも守られた環境で働けるのです。
これから転職を考えている方、第二のキャリアとしてタクシー運転手を検討している方へ。
タクシー運転手は公共交通機関の一翼を担う非常にやりがいのある仕事です。
昔のイメージが強く、タクシー運転手は危険だ!と思われている方も少なくないことも事実です。
しかし、最新の設備や制度によって、今では多くの人が安心して長く働ける職場になっています。
少しでも興味がある方がいらっしゃいましたら、お気軽に説明会にご参加いただきたく思います!
ご希望があれば、本日ご紹介した行灯や防護板の見学もできますので、お申し付けください♪
ぜひこの記事を参考に、「タクシードライバー」に挑戦してみてください。
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2025年10月7日投稿